埼玉県の学習塾、進学塾サイン・ワンです。

「作文が書けない」「作文が苦手」というお子さまが多いかと思います。

本日のサイン・ワンコラムは「作文の書き方」についてお話させていただきます。

作文と随筆文と論文の違い

この3つの違いは何でしょうか。

まず、この3つを簡単に定義すると、

作文とは、「経験したことへの感想」を書いた文章であり、

随筆文とは、「経験や知識」に対するアイデアや思いつきがあり、それを秩序立てて考えを進めた文章です。

そして、論文とは、テーマに対する自分の意見を述べ、その理由を書き表す文章のことを言います。

どの文章にも、書き手の意見や感想があり、その意見や感想を述べるにいたる「経験」や「知識」があることが共通点です。

では、違いは何でしょうか。

それは、作文→随筆→論文になるに従って、「自分の意見が主観的なものから客観的なものになる点」と、「秩序立てて考えを述べるという点」です。

高校入試で問われる作文

では、埼玉県公立高校入試の国語の問題で問われる作文はどのようなものなのかお伝えします。この後に記載したものは、2019年の入試問題です。

 

(問題例)

【5】次のページの資料には、「読書量(マンガや雑誌を除く)」について、県内の小学生、中学生、高校生を対象に調査し、その結果をまとめたものです。国語の授業で、この資料から読み取ったことをもとに「読書を推進するための取り組み」について、一人一人が自分の考えを文章にまとめることにしました。次の(注意)に従って、あなたの考えを書きなさい。

(注意)

①段落や構成に注意して、自分の体験(見たこと聞いたことを含む)を踏まえてかくこと。

②以降省略

 

埼玉県公立入試で問われている作文の出題傾向をまとめると以下のようになります。

1.テーマがある(資料の読み取り)

2.自分の考えを書く

3.自分の考えの根拠を体験にする

4.秩序立てて考えを進める(段落や構成に注意する)

 

この文章のジャンルは、いわゆる「作文」というよりも、随筆や論文の間にあるものになります。

随筆と論文の間にある文章のジャンルは小論文です。

論文と小論文の違いは何でしょうか。

論文は「学術論文」と言われ、実験や膨大な資料の内容という事実に基づきながら、論理や理屈を織り交ぜながら、様々な角度から検証したものです。

主観の入る余地がない文章です。

一方で小論文は、今まで自分が経験し、学んできた内容をもとにして、主観も交えながら自由な発想で書く文章です。

従って、高校入試で問われる「作文」は「小論文」に近いものと言えるでしょう。

作文を書くとは

「作文を書きましょう」と言うと、気が重くなる方が多いそうです。「どう書いてよいのか分からない。」ともよく聞きます。

「自分の経験したことを言葉にし、相手に伝えたい。」とか、「自分が持っているものと他のものを区別したい。」という欲求から言葉が生まれました。

例えば、公園に生えている草を見てみましょう。ある人から見れば「雑草」という括りで認識するでしょう。

しかし、ある人は「これは『カモガヤ』で、あの紫色の花に見える草は『イヌタデ』なんだよ。」と説明するとします。

ものの名前を知り、言葉にするということは、色々なものが見えて、その人の世界が広がるのです。

前者よりも後者の方が、少なくとも雑草の世界では世界が広いと言えます。この「雑草」のお話は一例で、ここでお伝えしたいことは、自分の経験したことや、その経験したことについて感じたり思ったりしたことを言葉にすることは、人生を豊かにすることになるということです。

作文を書くということは、人生を精神的に豊かにすることにつながるのだと考えます。

時事・記述・作文ゼミ

ここまででお伝えした通り、五感を通して、人は経験します。従って、「読む」ことも経験の一つです。

時事・記述・作文ゼミでは、読売KODOMD新聞を教材にして、「新聞記事をまとめる」、「感想を書く」、そして、「自分の意見を述べる」という手順で記述・作文力を養成します。

その手順の中で、記事を書いた記者が、その記事について説明する動画を3分ほど視聴します。

また、生徒が書いた文章を、担当がその場で添削して、その添削した文章を清書するという点も大きな特長です。

入試や中学校の定期試験で出される時事問題は、時事問題対策をすれば良いというものではなく、その本質は、社会に興味・関心を持つことです。社会の出来事について興味を持ち、その出来事に対して意見や感想をしっかりとした言葉で述べることができる子どもを育みます。

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