大学入試が難しくなります
大学入試改革が進んでいます。
大学入学共通テストが導入され、今まで問われてきた知識・技能の他に、思考力・判断力・表現力が問われるようになりました。
公式や用語を覚えるだけではなく、提示された資料から必要な情報を読み取り、分析する力が問われます。
平均点をみても全体的に難化傾向にあり、早い段階から準備を始めなければならなくなったと言えます。
出願方法も一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜へと改編されました。
面接や小論文で受験者の意欲を評価するAO入試は、今後は総合型選抜となります。
昨年度は一般選抜(学科試験中心の選抜区分)が全体の半数を下回り、特に私立大学は約42%まで低下しました。
一般選抜の割合の低下は今後も続くと予想されています。
また、制度改革に伴い、浪人生の減少傾向が続いています。
昨年度の大学入学共通テストでは、浪人生の割合が約15%で過去最低となりました。
大学入試は、より現役合格を目指すべきものになっていくかもしれません。
さらに、2025年度以降は、新学習指導要領(今年度の高校1年生から実施)の内容に合わせた試験内容になります。
現行の試験内容から大きく変更されるようなことはないと思いますが、しっかりと準備して臨まなければなりません。
大学に入ることが人生の目標ではありませんが、その後の人生に大きく影響することは間違いありません。
早めの準備で悔いのない選択肢を選べるようにしたいですね。